こんにちは!ベリームーンマガジンです。
日本初のタンフル(韓国風イチゴ・フルーツ飴)専門店であり、手作りコーティングフルーツの専門ブランド、ベリームーン(BerryMoon/株式会社スカイ)です。
韓国スイーツやデザートの“今”をお届けするマガジンブログ、今回ご紹介するのは――
「次にくる」と言われている2025年のトレンドキーワード、「ダンチャン(단짠)」デザートです。
「ダンチャン」ってなに?
「ダンチャン」とは、韓国語で「甘い=단(タン)」「しょっぱい=짠(チャン)」という言葉を組み合わせた造語で、甘さと塩辛さが交互に感じられる味の体験を指します。
最近では、スナックや食事メニューだけでなく、デザート界でもこの“ダンチャン”の波が広がっているようです。
韓国の食品関係メディアによると、「単なる甘さや塩気ではなく、甘→塩→甘→塩…と繰り返す中毒性のある味が、消費者の“食べ続けたくなる”気持ちを刺激している」とのこと。
また、「ブドウ糖(甘味)とナトリウム(塩味)」は、人間の体にとって本能的に求める栄養素であり、互いに引きつけ合う作用があるとも分析されています。
「ダンチャン」は心の癒しにも?
「甘じょっぱい味がクセになる」――そう感じる理由は味覚だけではないようです。
一部の専門家は、「甘味と塩味の組み合わせは脳の報酬システムを刺激し、ストレスを緩和する効果がある」と話しています。
つまり、食べることそのものが“慰め”や“喜び”となり、甘さで気分が落ち着き、しょっぱさで刺激を感じる。そのリズムが心理的にも快感をもたらしているようです。
“なんか食べたい”というモヤモヤした気分のときに「ちょっと塩気のある甘いスイーツ」が食べたくなる理由も、このあたりにあるのかもしれません。
2025年、注目の「ダンチャン」韓国デザート4選
それでは、実際に2025年に「次にくる」とされている注目メニューを4つご紹介します。
メロンクリーム塩パン(멜론크림 소금빵)
サクサクのメロンそぼろがのった塩パンの中に、やさしい甘さのメロンクリームがたっぷり。
「塩パンの塩気とメロンクリームの爽やかな甘みが絶妙」と評判で、アメリカーノとの相性も良いそうです。朝食やブランチタイムにもぴったりとのこと。
とうもろこしクランブルクリームチーズケーキ(옥수수크럼블 크림치즈케이크)
ザクザク食感のとうもろこしクランブルに、濃厚なクリームチーズ。甘さの中にほんのり香ばしさと塩気があり、やみつきになる味と話題です。
「クリームチーズのコクととうもろこしの甘じょっぱさがクセになる」と、多くの年齢層から支持を集めているようです。
いちごオリーブミエルトースト(딸기 올리브미엘 토스트)
オリーブオイルとハチミツ、ナッツ類、レモン、そしてフレッシュないちごを組み合わせたバランストースト。
甘さとしょっぱさに加えて酸味と香ばしさもあり、「口の中が楽しい」と感じる人も多いようです。ヘルシー志向なカフェで提供されることが増えているそうです。
クロッカンシュー&いちごジュース(크로칸 슈 & 딸기 주스)
外はカリカリのクロッカン生地、中には濃厚カスタードクリーム。さらにその横に添えられるのは、すっきりとした甘さのいちごジュース。
「ナッツの香ばしさ×カスタードの甘さ×ジュースのさっぱり感」が心地よく、甘さの“ループ”に塩味や酸味がアクセントとして入ることで、無限に食べ続けたくなる組み合わせだそうです。
甘じょっぱさが生む、味覚と心の満足
2025年の韓国デザート市場では、こうした「ダンチャン」の要素を持つメニューがますます増えていくかもしれません。
単なる味のトレンドというだけでなく、「人が本能的に求める味覚」や「ストレスを和らげてくれる心理的な癒し」にもつながっているところが、面白いところです。
次にどんな「ダンチャンメニュー」が登場するのか、これからも楽しみに注目していきたいですね。